元乃木坂46で女優の渡辺みり愛(22)が10日、ヒロインを務める舞台「Little Fandango」(東京・EXシアター六本木ほか)の初日公演前会見に出席し、一人二役の苦労などを語った。

渡辺はカウボーイに憧れる男の子ヘンリーと、女性のホアニータ役を演じ分ける。「性別も違うし、性格も真反対で。とても難しいのですが、頑張りたい」と語り「ヘンリーの方が舞台上では多く出演するので、頑張って男の子になりきりたいと思います」と意気込んだ。

21年8月に乃木坂46を卒業。22年3月から芸能事務所アリゲーターへと籍を移して女優業を本格化させた。今回の舞台出演にあたっては「この座組はすごい方たちがそろっている」と表情も引き締め「稽古中もめちゃくちゃ勉強になって、すごいお芝居って楽しいなと思わせてくれるものでした。女性(キャスト)が少なくて最初は全然話せなかったのですが、皆さんが助けてくれて、お優しい方たちばかりで感謝しております」と話した。

また、19日に父の日を迎えることから親孝行について聞かれると父の影響で野球好きであることを挙げ「巨人戦に毎回いつも一緒に行っています。(父は)うれしそうにしていますね」と笑顔で語った。

舞台は7人組ボーイズグループ、7ORDERの萩谷慧悟(25)と長妻怜央(24)がダブル主演を務める。物語は米国の西部開拓時代に21人を殺し、21歳でその生涯を終えたビリー・ザ・キッドの残した伝説を中心に、ニューメキシコ州の街に生きた少年たちの運命と隠された歴史を描く。会見には萩谷、長妻のほか、作・脚本の西田大輔、萩野崇、校條拳太朗、瀬戸利樹、松田賢二も登壇した。