明石家さんま(66)が11日深夜の放送になったMBSラジオ「ヤングタウン」で、元兄弟子で「明石家小禄」を名乗っていたこともある高橋平明容疑者が、詐欺の疑いで愛知県警に逮捕された件について「こないだやっとこさ、記者が来ました」と明かした。

芸人仲間の間では10年以上前に急死したと伝えられていた元兄弟子は、5月に逮捕されたことで生存が発覚。さんまは5月28日の放送で、マネジャーから「マスコミがどーんと来るかも」と警戒を促されたものの「だーれも、こんかった」と語っていたが…。

この日の放送では「やっとこさ」記者が来たと言い、元兄弟子の写真を見せられたと伝えた。ところが…。あまりの風貌の変化に写真を見て「(当人と)違いますって最初、言ってしもた」。もともと、既に死亡していると思いこんでおり、加えて、師匠の故笑福亭松之助さんの葬儀にも「来てなかった」はずだった。

それだけに「(元兄弟子は)ほんとに亡くなってて、違う人がうちの兄弟子の名を語ってるんじゃ? とね。ものすごい複雑な、韓国ドラマにありそうなシチュエーションよ。その時『死亡した』っていう記事を書いた、新聞記者は今どうなんか?」などと、いまだ整理しきれぬ思いも口にした。

さらには、違う写真も見せられたが、それでも信じられず。加えて、記者側は追い打ちをかけるように「師匠のお葬式の受付も行かれてたそうで」と言ってきたという。

「それが、もちろん来てへんねん。だけど、こういう時にどう言ってあげたらいいのかな? ってね。『来てはったのかもしれないけど、俺は忙しくて気が付かなかったわ。そうしといてくれるか』って」

すると、記者側は写真を何度も確認したこと、元兄弟子、世間の反応への配慮も加味した対応に「神対応ですね~」と繰り返し、さんまをたたえたという。

ただ、これも、さんま流に「いや、違うねん。早く車を車庫に入れたいねん。それだけやねん」などと、ジョークに代えていた。