俳優の谷原章介(49)が16日、MCを務めるフジテレビの情報番組「めざまし8」(月~金曜午前8時)に出演。千葉県松戸市の神社の神木に「わら人形」を打ち付けたとして72歳男性が逮捕された件について言及した。

わら人形の頭部にはロシアのプーチン大統領の顔写真が貼られ、同体部分にはプーチン大統領の生年月日や「抹殺祈願」などと書かれた紙がはさまっていた。

谷原は「あらためて驚いたのは、ネットとかアマゾンなんかでも、わら人形を売っている。ここまでIT進んでも呪いって、世の中からなくならないんですね」と指摘し、社会学者の古市憲寿に話を振った。

すると古市氏は「呪いって昔から続いてきたものを現代の法律がどう裁くかは難しいですよね。もちろん、神社に入ったことで器物破損や住居不法侵入は成立しえると思うんですが、呪い自体は裁けるものではない。呪いをもし抱くなら、人に迷惑をかけずに家でやればいい。結局、呪いの言葉って、自分に返ってきてしまう。誰か死んで欲しいと思う願いは、自分の心を傷つけてしまうことも多い。誰かを呪いそうになったら、その気持ちはいいんだろうか、建設的にアピールする方法はないだろうかと考えた方が建設的だと思うんですよね」と指摘した。

谷原は「元々はウクライナの人を助けたいという思いなのかもしれません。今回は、自分にすべて呪いが返ってきてしまった。そういう結果じゃないでしょうか」と、この話題を締めくくった。