ジャニーズの4人組、ふぉ~ゆ~が5日、東京・シアタークリエで、舞台「Only1,NOT No.1」(6~26日まで)の取材会に出席した。

ダンスエンターテインメント集団「梅棒」との初コラボレーション作品。全編せりふなし、ジャニーズの楽曲など20曲以上のJ-POPにのせ、演劇的なダンスでストーリーを表現する。

新宿・歌舞伎町を舞台に、ふぉ~ゆ~演じる寄せ集めホストたちが奮闘する物語。せりふのない表現「ノンバーバル」は初めてとなるが、福田悠太(35)は「挑戦したことがなかったので不安はありましたが、稽古を重ねてアドバイスをもらう中、せりふは心の中にあるな、と。自分の表現の幅が広がったような…僕たちって天才なんだな、と思っちゃってます」とジョークを交えて手応え。越岡裕貴(35)は、身1つの表現を「こんなに大変なんだ」と振り返りつつ、ステージを走り回る自身の役どころに絡め「この夏一番“熱い”のがシアタークリエになりそう」と語った。

劇中には、KinKi Kids、KAT-TUN、NEWSらのジャニーズアーティストの楽曲が多数使用される。辰巳雄大(35)は、NEWS小山慶一郎(38)と会った際のやりとりを明かし「この曲使わせていただくんです、と言ったら『使ってもらえるのうれしいから、見に行こうかな』と言ってくれました。待ってます!」と笑顔。また「J-POPの新たな魅力に気付く。ジャニーズ曲が新たな曲として生まれ変わる瞬間がいっぱいあった。歌の力を改めて感じています」と話した。

舞台のために書き下ろされたふぉ~ゆ~の楽曲「Only1,NOT No.1」も披露され、辰巳は「かっこいいナンバーになってます」と紹介。ふぉ~ゆ~はCDデビューしていない異色のジャニーズグループとして知られるが、松崎祐介(35)は「CDを出したいね。みんな出ているから(楽曲が)使われる。公演を機に(リリースに)つながったらいいね!」と野心を燃やしていた。

新型コロナウイルスの影響で、2年越しの上演となった。作・総合演出の伊藤今人は「2年お待たせした分、お客さんを楽しませることができるんじゃないか」と仕上がりに自信。ふぉ~ゆ~については「期待を上回る梅棒メソッドへの順応性。思った以上に経験値があって頭のいい人たちと思いつつも、親しみやすさを持っている。これ以上ない完璧な素材」と賛辞を贈った。