俳優大沢たかお(54)が15日、東京・TOHOシネマズ六本木で行われた主演映画「キングダム2 遥かなる大地へ」(7月15日公開、佐藤信介監督)の初日舞台あいさつに出席し、コロナ禍に苦しんだ撮影秘話を明かした。

今作の撮影はコロナ禍直前からクランクイン予定だったといい「コロナでインすることができず、予定も計画もロケ場所も全部だめになってしまいました。一時はもう撮れないんじゃないかとも言われていた。とても苦しい、つらい思いもしました」。それでも佐藤監督の『どうしても日本映画を代表する一作を撮りたい』という強い思いなどで可能性を探って何とか撮影を終えることができたと語り「日本のスタッフは600人、中国は400人、計1000人が一丸となって作品をみなさんに届ける日を思って七転八倒して精いっぱい頑張ってきました」と思いを明かした。

初日動員数は19年の邦画実写作品ナンバーワンの興行収入を達成した前作を上回る好スタート。主演の山崎賢人(27)が3作目への思いを口にする中、大沢も「このメンバーでまたみなさんの前に出られればうれしいし、(山崎演じた)信にバトンを渡すまではやり切って、自分の夢を実現させて、そこまで何とか頑張っていきたいなと思います」と意気込んだ。

映画は週刊ヤングジャンプ連載の「キングダム」が原作で、今回が映画化2作目。舞台あいさつには、山崎のほか、清野菜名(27)、吉沢亮(28)、佐藤監督も出席した。