2週にわたってメンバーのインタビューをお届けした「いぎなり東北産日本武道館への道」は今日から新章に突入です。今まではメンバーに自由に投稿してもらっていましたが、今後はテーマを決め、それについて書いてもらいます。第1回のテーマは「私のBIG BOSS」。学校の恩師をはじめ、自分が影響を受けた言葉、小説、マンガなど…メンバーの人生の師匠は誰、何なのか? トップバッターは「ひかるん」こと律月ひかるです。

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お世話になってます。いぎなり東北産の律月ひかるです。今回から書く内容についてのテーマが設定されたようです。今回のテーマは「私のBIG BOSS」。今までの人生で影響を受けたものや自分を作り出した成分はたくさんあるから、どれについて書こうか迷いますが、律月ひかるを語る上できっと欠かせないのが「悪魔バスター★スター・バタフライ」です。私のバイブルです。いちばん好きな魔法少女。これになりたい。本当に大好き。これはアメリカのアニメで、シーズン4まであって、ただかわいくておもしろいだけじゃなくて、最後の方にいけばいくほど内容が本当に深い。私は感動系の作品を見てもあまり泣かないけど、これの最終回は泣きました。本当に大好きだけど、見れば見るほどこれになりたすぎて、この世界じゃないのが苦しくなります。

主人公のスター・バタフライはすごく前向きで、破天荒で、スターを見てると、そんなにすべてを難しく考えなくてもいいかなって、自分が好きなことを楽しんでやって生きるのがいいなって思えます。スターの言葉で特に好きなものをいくつか紹介します。

「ティーンエージャーは問題を起こすに決まってんねんから」

「確かにベビーシッターをやったことはない。でもベビーだったことはある」

「ほな一生思い出に残る、お昼寝しましょう」

「うちが作り出す虹は物体なんや!」

「全部を白と黒に分けようなんて無理な話や。気持ちは虹色。常に変わっていくもんや」

「うちを守りたいんやったら、来たらええのに」

です。

強くて、はちゃめちゃでかわいい…あ、なんか、これ書いてたら思い出してきた…。これになりたすぎて苦しかった日々も、ティーンエージャーは問題を起こすに決まってんだよ、一角ブラストもカップケーキブラストもにこにこサンシャインビームも絶対出すんだもん…以上「私のBIG BOSS」でした。ここからは短歌を詠んでいきます。

サボテンを

枯らしてしまう

君なのに

面倒くさい

わたしでいいの?

これは面倒くさがりの彼と面倒くさい女の子の短歌です。サボテンって砂漠の生き物だから、そんなに毎日毎日水をあげなくても育ってくれるのに、そんなサボテンすら枯らしてしまうほど面倒くさがりの彼に対して、自分の面倒くささが不安になる女の子の気持ちを短歌にしてみました。いえーい。

【律月ひかる】

◆律月(りつき)ひかる 2001年(平13)7月31日生まれ、20歳の秋田県産。無類のかわいいもの好き。愛称は「ひかるん」。メンバーカラ-は白。

◆いぎなり東北産 メンバー全員が東北出身の女性アイドルグループ。東北を盛り上げるべく東北を拠点に活動。11月23日、東京・中野サンプラザ、12月24日、宮城・仙台サンプラザで「2022年大一番ライブ《サンプラ大一番」東京、宮城公演を行う。歌唱力、パフォーマンス力には定評があり、23年の日本武道館コンサートが目標。