俳優の高知東生(57)が10日、ツイッターを更新。野田聖子女性活躍担当相の夫をめぐる一連の報道を受け、「事実なら認めた方が楽だしそれで勇気づけられる人もいるかと思います」と私見を述べた。

高知は「国会議員さんのご主人が元暴力団員と裁判で結果が出た件」と書き出し、「批判を目にすると複雑な心境になる。なんせ俺の親父も元暴力団員。俺自身もどれほどバレることが恐怖だったか。全てを明らかにしたことで何かを失ったのかもしれないが、それより隠すことをやめたおかげで自分の尊厳が取り戻せたことは大きい」と自身の経験をつづった。

続くツイートで「元暴力団員の人だって今はカタギとして歩いている人も沢山いるだろう。暴対法はカタギになって貰うためにできたはず」と言及。「そういう元暴力団員の人が『真面目に生きても後ろ指刺される』と諦めないで欲しい」と思いをつづり、「生意気言ってすいません。でも事実なら認めた方が楽だしそれで勇気づけられる人もいるかと思います」とした。

野田氏の夫は、週刊文春と週刊新潮の記事で名誉を毀損(きそん)されたとして、発行元の文芸春秋と新潮社にそれぞれ1100万円の損害賠償を求める訴訟を起こしていたが、最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は、夫側の上告を退ける決定をした。