11年に亡くなった俳優原田芳雄さんの孫、原田琥之佑(こうのすけ、12)が10日、都内で、デビュー作となる映画「サバカン SABAKAN」(金沢知樹監督、19日公開)の完成披露舞台あいさつに出席した。

80年代の長崎を舞台に、少年2人のひと夏の冒険を描いた作品。原田は主演の番家一路(12)が演じる少年の友達役。共演陣から、今後芸能界でやっていくためのアドバイスを受けた。

尾野真千子(40)が「そのままでいい! そのままのびのび成長していって」と言うと、草なぎ剛(48)も「確かに。真千子ちゃんの言う通り。原田君にしかない魅力がある。あとは、感謝の気持ちを忘れずに」と話した。竹原ピストル(45)は「やりたいようにやったらいい」と、力強くエールを送った。

原田は「緊張しました。初日からガックガクだった。山に登ったりして足もガクガクだったし、せりふもガクガクだった。ずっと緊張していました」と、撮影を振り返った。

番家は新型コロナウイルス感染のため欠席し、手紙でメッセージを寄せた。