女優清原果耶(20)が、日テレ系新連続ドラマ「霊媒探偵・城塚翡翠(じょうづかひすい)」(日曜午後10時30分・10月スタート)で、同局ドラマ初主演を務める事が17日、分かった。犯人が視える霊媒探偵の城塚翡翠を演じる。

累計50万部を突破した、相沢沙呼氏の小説「medium 霊媒探偵城塚翡翠」が原作。”霊が視(み)える”という能力を持つヒロインが、死者からのヒントを頼りに「霊媒探偵」として難解な事件と向き合っていく物語。

清原は原作について「とても面白くて、最初から最後まで一気に読んでしまいました。伏線がたくさんあり、『あ、ここも?』『これもだ!』と、ずっとドキドキハラハラしっぱなしでした」と語り、「出てくるキャラクターがみんなくせ者で面白く、ドラマ化されたら絶対に楽しいだろうと感じたので、頑張らなければと思っています」と気を引き締めた。

演じる城塚翡翠は、犯人が視える緑色の瞳を持つ霊能力者だ。「霊媒師として存在する翡翠は、一見とてもミステリアスで近寄りがたいのですが、その一方で、身近な人に見せる、天真らんまんでどこかおっちょこちょいなところや、この子を守ってあげたいと思ってもらえるような部分も持ち合わせています。そういった女性像の演じ分けが、今から楽しみです」と役について話した。

原作表紙イラストをオマージュした、撮り下ろしカットも解禁された。「こういう(女の子らしい)服を着る役はこれまで演じたことがなかったので、新鮮な気持ちです」。そして「メークも今までにないくらいしっかりしたメークなので、それがとても楽しいです。翡翠の特徴である緑の瞳はカラーコンタクトで作るので、似合うかなと不安ではあったのですが、今日つけてみて少しずつなじんできているように感じています」と手応えを語った。

21年のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」でヒロインを務め、今年のTBS系ドラマ「ファイトソング」では民放ドラマ初主演を果たした。絶え間なく大役を任されている。日テレドラマ初主演に「原作がとても面白いので、それと合わせてドラマも楽しんでいただけたらいいなと感じています。もちろんドラマならではの表現であるキャラクター像や、画の美しさ、心理描写なども、とても綿密に作られていくと思うので、ぜひ10月のスタートを楽しみにしていただけたらうれしいです」と呼び掛けた。