花火打ち上げ前の大トリを飾った松平健(68)は、「マツケンサンバ2」など3曲を披露した。

昨年末のNHK「紅白歌合戦」でも歌った“国民的ソング”を神宮外苑花火大会ステージでパフォーマンス。会場を大きく盛り上げて、通算4度目の出演で初となる大役を務めあげた。

大トリについて「すごく緊張しましたけども、プレッシャーありましたけども」としつつ「久しぶりに大勢の前で歌えたことをとってもうれしく思います」とコロナ禍前に行われた前回の19年以来、3年ぶりのステージを振り返った。

披露した3曲で、全てド派手な衣装に替えた。松平が登場する度に会場にはどよめきが起こったが「衣装でもみせられるところはあるのでね」とニヤリ。観客は声こそ出せないものの、誰もが知る陽気なサンバに拍手やダンスで応え、心を躍らせた。「お客さんと一緒に、同じ歌を共有できるっていうのは本当に素晴らしいことで。コロナがひどいときはこんなことできなかったのでね」と喜んだ。

コロナ禍でたまった鬱憤(うっぷん)を晴らす陽気なサンバが、夏の夜に響き渡った。