女優緑川静香(34)が30日、都内で、日本酒を抗酸化する新システムの発表会を行った。

「開栓してから、ビンが空になるまで1度も酸素に触れない」という抗酸化装置はワイン用として02年に開発。今回はそれを日本酒用に改良したという。

日本酒が好きで、利き酒師(日本酒ソムリエ)の資格を12年5月に取得した緑川。「小分けにしても酸化しない、おいしい日本酒を飲みたい」と6年前に発案。関係者の協力を得て、この日の発表会にこぎ着けた。

晴れやかな花柄の振り袖で登場すると「構想6年。日本酒は『日本』という国名が入っている日本の文化です。すごく誇らしい」と“日本酒ラブ“をまず訴えた。その上で「でも、日本酒の味を知らない人が多い。知るキッカケを作れていない。酒蔵さんはおいしいお酒を命をかけて作っている。でも、消費者の口元に届く時においしくないと意味がないんです」と、涙をこぼしながら抗酸化にこだわった理由を明かした。

日本酒が空気に触れずに小分けできる機械「COCOON(コクーン)」で実演し、「わが子の発表会のような気持ち。感無量です。この機械の開発からかかわっているから自信を持って届けられる。飲んでみ!という感じです」と胸を張った。

最後には「日本酒は私の家族であり、友達であり、今日からは旦那でもあり、血液でもあります。おいしい日本酒のパワーをみなさんにも感じてもらいたい」と笑顔で猛アピールした。