アリナミン製薬は1日、性加害報道について謝罪した俳優香川照之(56)とのプロモーション契約を、満了したと明らかにした。同社広報部が日刊スポーツの取材に応じた。

担当者は、満了の時期について「時期に関しては、お答えを差し控えさせていただきます」と答えた。CMの放映に関しても「今後、オンエアはございません」と1日以降、放映はないと説明。違約金が発生するかについても「既に契約関係がないタレントさんですので、お答え出来ません」と説明した。

香川については、東京・銀座のクラブで「性加害」行動があったと一部で報道され、8月25日に所属事務所が「事実」と認める文書を発表し謝罪。同26日にはMCを務めるTBS系情報番組「THE TIME,」(月~金曜午前5時20分)に生出演して冒頭、スーツに黒ネクタイで登場し「私事でお騒がせをいたしまして、皆様にご迷惑、ご心配、ご心痛をおかけし誠に申し訳ございません」と頭を下げた。

その上で「自らの行動をしっかりと、深く反省し、自戒の念をきっちりともって、あらためて、日々を務めていきたいと思っています」と神妙に語り「いただける仕事に対しましては、しっかりと真摯(しんし)に真面目に一生懸命、全力でこれまで通り挑んでいきたいと思っております」と芸能活動継続も明言した。

しかし同31日には、一部報道で、ドラマの懇親会の席で、酔っぱらって女性スタッフに暴行していた疑いがあるとも報じられた。

香川は「アリナミンEXプラスα」のCMに21年9月から出演していた。同社は騒動の勃発当初、今後の対応について、状況の推移を見守り、検討する方向を示していた。