10人組女性エンターテインメント集団「×純(ふじゅん)文学少女歌劇団」が5日、東京・池袋のシアターミクサで「File No.0000『フェアリーテイルは盗まれた』」初日公演を行った。

芸能事務所「ツインプラネット」と講談社が企画・運営を務め、制作会社「S-SIZE」が舞台制作を行う新プロジェクトで、役名ミュージカルとライブで構成された舞台が中心。ライブパートのサウンドプロデュースは、BiSHなど「WACK」の音楽を手掛ける松隈ケンタ氏が担当する。メンバーは役名として活動し、今後は音楽プロジェクトや、バーチャルキャラクターなどの展開も予定している。

初日公演前には、取材陣にゲネプロを公開。元ラストアイドルで「胡桃沢セイラ」こと奥村優希(26)は「今までにない初の試み。奥村優希としても、胡桃沢セイラとしても、どちらも成長していけるように頑張ります」。「栗捨(くりすて)アガサ」こと大森莉緒(20)は「初日を迎えることができてうれしいです。初めてのミュージカルで不安もありますが、ワクワクしています。この10人でもっと羽ばたいていけるように頑張ります」と意気込んだ。

今後、同歌劇団では“キャラクター”として活動していくが、「若草式エイミー」こと大場結女(21)は「人をあざ笑ったり、性格がちょっと悪いキャラなんですけど、最近はその部分が憑依(ひょうい)してしまって、普段に出てしまうんです…。気まずい雰囲気になった時に、その凍り付いた空間が楽しくなっちゃったり、親から怒られている時も笑っちゃって『なんで笑ってるの!』って言われたり…」と明かしつつ「私生活に支障が出ない程度に向き合っていきたいです!」と笑顔を見せた。

他、メンバーのコメントなどは次の通り。

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▽「有栖川アリス」こと山本愛梨(19) 初ミュージカルですが、この1カ月濃い時間を過ごしてきたので、その時間を信じたい。キャラと自分は真反対ですが、もっと仲良くなりたいです。

▽「桃園モモ」こと高橋みのり(26) 新しい一歩が今日から始まる! という気持ちを持って最後まで駆け抜けたいです。モモとして生きるのも楽しいので、2つの人生を全力で生きたいと思います。

▽「白雪リンゴ」こと、わだこなつ(24) けいこをやってきた1カ月を信じて、最高のパフォーマンスをしたいです。王子様を求めているのは共感できるので、妄想話で盛り上がれそうです(笑い)。

▽「赤家野アン」こと橘二葉(23) 明るいところは似ていますが、足癖が悪いところは似ていないです! 本当です(笑い)。記念すべき1回目。千秋楽まで力を合わせて頑張ります!

▽「若草式ジョー」こと倉持聖菜(26) これからも愛され続けるように、バトンをつないでいきたい。正義感あふれて勇ましいキャラ。違いはすごくあるけど、やってて楽しいです!

▽「若草式ベス」こと畑美紗起(26) 演技もほぼ未経験で分からないこともたくさんありますが、みんなに教えてもらって成長できました。はかなくてかまってちゃんなところは似てます!

▽「傘飛空(かさとびそら)メリー」こと高橋美海(23) 歌劇団の世界観やミステリーを気にしてもらえるように頑張ります。私は読書をしてこなかったんですけど、根がまじめなところは似ていると思いますし、新しい発見でもありました。