米俳優ジョニー・デップ(59)に、18年に元妻で女優のアンバー・ハードへの家庭内暴力(DV)疑惑を報じた英サン紙の発行元を名誉毀損(きそん)で訴えていた裁判で弁護を担当した女性弁護士との交際のうわさが浮上している。米Usウィークリー誌など複数のメディアが報じた。

相手は、デップが英国で提訴した裁判で弁護チームの1人だったジョエル・リッチさん(37)で、Usウィークリー誌が「2人の相性は抜群で、真剣に交際している」との関係の証言とともに関係は本物だと報じた。また、ニューヨーク・ポスト紙も2人がデートしていることを確認したと伝えている。一方、ピープル誌は、2人はデートをしているものの真剣な関係ではないと、真剣交際を否定している。

20年11月にデップはこの裁判で敗訴しており、今年6月に米国で行われて勝訴したハードに対する名誉毀損(きそん)裁判ではリッチさんは弁護を担当していない。2人が交際を始めた時期など詳細は不明だが、リッチさんは6月にバージニア州で行われた裁判で度々法廷に姿を見せており、建物の内外でデップと一緒にいるところがキャッチされていた。この裁判でリッチさんは弁護を担当していないことから、職務ではなく、個人的にデップの支援に駆け付けていたことが推測されていた。

ピープル誌によると、英国在住のリッチさんには夫と2人の子供がいるが、現在は別居中だという。ニューヨーク・ポスト紙もデップと知り合った頃は夫と婚姻関係にあったが、現在は離婚申請中だと伝えている。デップの代理人からはこの件でコメントは出されていない。

デップは米国での裁判を担当した女性弁護士との交際がうわさされたこともある。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)