タレント佐藤美希(29)が24日、自身のブログを更新し芸能界引退を発表した。

佐藤は今月30日をもって所属する大手芸能事務所ホリプロを退社し、芸能界を引退すると報告。「この決断は、30代、そしてその先をどう過ごしていくかを考えた時に、芸能界ではない社会に出て仕事をしてみたい思いがあり、このまま芸能活動を続けていくか、新たな別の道に挑戦するか、長い時間をかけて悩み考え、20代最後の区切りとして自分自身で出した答えです」と理由を記した。

佐藤は13年、同事務所のオーディション「第38回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを獲得し芸能界入り。「第38回ホリプロタレントスカウトキャラバンをきっかけに20歳で芸能界に入り、選んでくれたホリプロは、積極的に前に出ていくことが難しい私の性格を理解しながら背中を押し続けてくれ、仕事のことだけでなく、一人の大人として成長できるよう多くのことを学ばせてくださいました。仕事で壁にぶつかった時には、話し合って一緒に悩んでくれたこともありました。今回、私の勝手な思いを伝えた時もしっかりと話を聞いて受け入れてくださり、私の気持ちを第一に考え動いてくださいました。改めて、ホリプロに所属することができて良かったと思っています」とつづった。

そして「これまでの約9年間。ラジオ親善大使やJリーグ女子マネージャー、Jリーグ名誉マネージャーとしてのPR活動で全国をまわったこと。生まれ育った地元栃木県でのお仕事。

2度も主演舞台をやらせていただけたこと。グラビア撮影、毎年のカレンダー発売、そして念願の1st写真集発売。趣味のゴルフが企画になったこと。CM、ドラマ、映画、舞台、ラジオ、スポーツ番組、情報番組、バラエティ番組など幅広く経験をさせていただきました」と活動を振り返り、「皆様の応援と出会えた方々のサポートがあったからこそ挑戦できたことです。本当に周りの方々が温かく、恵まれていたと実感しています。心から感謝の気持ちでいっぱいです」と続けた。

今後については「未定の為、具体的に今お話することができないのは大変申し訳ないのですが、これからじっくり考えていきます。これまで応援していただき、ありがとうございました」とした。今月30日をもってSNSやブログを閉鎖するという。

佐藤は栃木県出身。日本テレビ系「ネリさまぁ~ず」、フジテレビ系「二代目JM」、テレビ朝日系「Jのサムライ」などの番組にレギュラー出演。ファッション誌の専属モデルを務めたり、18年には初写真集を発売。女優としても16年のテレビ朝日系連続ドラマ「ドクターX」に出演したり、19年の舞台「暁の帝~朱鳥の乱編~」で主演するなど幅広く活躍した。サッカーに関する仕事も多く、15年から3シーズン「Jリーグ女子マネージャー」を務め、18年には「Jリーグ名誉マネージャー」に就任している。