King&Prince平野紫耀が主演を務めるTBS系連続ドラマ「クロサギ」(金曜午後10時)第1話が21日、放送され、平均世帯視聴率が9・2%(関東地区)だったことが24日、ビデオリサーチの調べで分かった。個人視聴率は5・3%だった。

ドラマは漫画「クロサギ」シリーズが原作。詐欺によって家族を失った主人公が、人生の全てをささげて「クロサギ」として詐欺師たちに立ち向かっていく物語だ。03年から13年まで「週刊ヤングサンデー」「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載され、単行本は累計発行部数850万部を超える。連載中の06年には山下智久主演で連ドラ化し、08年には映画化もされた。

第1話で、15歳の時、詐欺被害に遭った父が起こした事件をきっかけに家族を失った黒崎高志郎(平野紫耀)は、詐欺師への敵討ちを決意し、詐欺師のみをだます詐欺師「クロサギ」になった。表向きはアパートの大家をしており、父をだました詐欺師・御木本(坂東彌十郎)にたどり着くべく、この世の詐欺師を一人残らず食い尽くすことを生きる目的としていた。

黒崎は下町の甘味処「かつら」に通い、詐欺師たちの情報を得ていた。そこにいるのは、表向きは甘味処店主、裏では詐欺師界のフィクサーである桂木敏夫(三浦友和)。黒崎は、過去の事件をきっかけに、この桂木から詐欺師として飼われていた。

ある日、黒崎は詐欺被害者である吉川辰樹(船越英一郎)の元を尋ねた。辰樹の娘・吉川氷柱(黒島結菜)は黒崎が詐欺師だと分かると猛反発するが、吉川家がだまされた手口を聞いた黒崎は、ふたをしてきた過去の記憶がよみがえった。

今回の詐欺師が家族の敵である御木本につながる手がかりになるのではと、黒崎は動き始めた。