「第43回BKラジオドラマ脚本賞」(NHK大阪放送局主催)が決定し、表彰式と記者会見が10日、同局で行われた。応募総数は115編だった。最優秀賞は神奈川県の会社員、高橋百合子さん(32)の「赤いあと」が選ばれた。

「赤いあと」は大阪が舞台。末期がんの55歳の夫を看病する1つ年下の妻と、夫が二十数年前に浮気していた首筋に赤いアザがある女性との物語。故向田邦子さんのファンという高橋さんは「すばらしい賞をいただけて、本当にうれしく思っています。テレビドラマや映画をみるのが好きで、シナリオの勉強を始めた」と喜びを語り、「私自身もつらいときや悲しいときにラジオドラマや映画に救われてきたことがあるので、今後はだれかの心に寄り添えるような作品をつくっていければと思っています」と抱負を語った。

佳作第1席は奈良県の主婦、阿部奏子さん(50)の「天空のふたり」。阿部さんは2年連続で佳作を受賞した。佳作第2席は愛媛県の整備管理業、佐野光陽さん(41)の「サンジェルマン伯爵とのうろんな夏」が選ばれた。