「ゴジラ」シリーズや、イチロー氏を題材にした映画「走れ!イチロー」、「ヒポクラテスたち」など、数々の名作でメガホンを取った映画監督の大森一樹さんが12日、急性骨髄性白血病のため兵庫県西宮市の病院で亡くなっていた。70歳だった。

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大森さんは、後進の育成にも注力しており、05年からは「舟を編む」の石井裕也さんら、多くの映画監督を輩出する大阪芸術大学芸術学部映像学科の教授に就任。翌年以降は同学科の学科長として学生を指導してきた。

同大学によると、大森さんは昨年秋ごろから、体調不良で入退院を繰り返していたという。

その中でも、今年7月まで勤務を続けていた。ただ夏以降は、治療に専念するため、授業を開いていなかった。

同大学は「心よりご冥福をお祈り申し上げます」とコメントした。