TBSは30日、東京・赤坂の同局で、定例社長会見を行った。24日に行われた同局系バラエティー「オオカミ少年」(金曜午後7時)の収録で、タレント松本伊代(57)が落とし穴に落下した際に、腰椎の圧迫骨折を負ったことについて、同局佐々木卓社長は「けがを大変申し訳なく思っております。一刻も早い回復を祈っております」と謝罪した。

続けて「出演者の方がケガをされたことをとても重く受けておりまして、今後安全対策をより一層徹底してまいりたいと思います」と話した。

同局は文書で「番組内の企画『ソクオチ』(クイズの不正解者がスポンジ状のクッションで満たされた落とし穴に落ちる企画)の収録に参加されていた松本伊代さんが不正解に伴い落下した際、腰を痛め、病院で診察を受けた結果、腰椎の圧迫骨折と診断されました。治癒には3カ月程度の加療を要するとのことです」と説明し「松本伊代さんをはじめ関係者の皆さまにおわび申し上げます」と謝罪していた。

さらに「この企画は過去に2回行っており、今回も事前にシミュレーションを繰り返し行い、着地する場所にはウレタンを大量に敷き詰め衝撃を吸収するなど安全対策に努めておりましたが、このような結果となり、大変申し訳なく思っております」と言い、安全管理の徹底を図ることを明らかにしていた。番組はダウンタウン浜田雅功がMCを務める。「ソクオチ」は今秋に企画が始まった。