俳優及川光博(53)が来年1月期のフジテレビ系「月9」ドラマ「女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~」(月曜午後9時)に出演することが5日、分かった。同作は未来の法曹界を担う若者たちに光を当てたロースクールを舞台とした法律系ドラマ。情熱的な裁判官の主人公・柊木雫を演じる主演の北川景子(36)とは初共演となる。「私も大学時代は法学部で弁護士を目指しておりましたので、直感で強い縁を感じましたね。また、若手俳優たちが演じるロースクールの学生たちが、悩みながらも成長し、進化していく過程を目の当たりにしたいという気持ちになりました。物語としても、大きな感動を得られる作品になるのではないでしょうか」と話した。

及川が演じるのは、主人公柊木が実務家教員として赴任することになる青南法科大学院の学院長、守宮清正。「守宮というキャラクターを一言で表現するならば、“ほほ笑みのナイスミドル”です(笑い)。主人公、柊木との関係性も楽しみにしてください。優しい笑顔で見守りながら何かしら画策している、もしかしたら法曹界の未来までも考えているんじゃないかな? と、想像しています」と話した。

及川演じる守宮は柊木に信頼を寄せるとともに、よき理解者でもある。彼はロースクール存続のため、”司法試験合格率を上げる”という課題を達成しなければならない一方、効率重視ではプロとして長く活躍できる法律家を育てることができないというジレンマに頭を悩ませていた。そんな現状を打破するため、守宮は、柊木を価値観も指導方法も全く異なる合理主義の教員・藍井仁(山田裕貴)と組ませることで、化学反応を起こそうとする。コミュニケーション能力にたけている一方で、「これは学院長命令です」と、半ば強制的に、柊木と藍井に合同演習を担当させるなど、食えない一面も持った魅力的な人物だ。