知られざる私生活が明かされるネットフリックスのドキュメンタリー「Harry&Meghan」の公開を米国時間8日に控える英国のヘンリー王子(38)とメーガン妃(41)夫妻が6日、米ニューヨークで開催された故ロバート・ケネディ元米司法長官が主催する人権団体の授賞式にそろって出席した。

夫妻が立ち上げたアーチウェル財団を通じて取り組んできた人種的正義、メンタルヘルス、その他の社会的影響を与える人道活動への貢献が評価され、人権賞の「希望のさざ波賞」を授与された。

米ピープル誌によると、純白のオフショルダーのドレス姿のメーガン妃とネービーのスーツを着用したヘンリー王子は、手をつないで会場入り。王室を批判する内容の予告編が公開されて波紋を広げる中、レッドカーペットに登場した夫妻は、ここでも終始手をつないだままでラブラブぶりをアピールしていたという。レッドカーペットでは、主催のケリー・ケネディ氏らと共に笑顔で写真撮影にも応じた。

俳優アレック・ボールドウィンが司会を務めた授賞式では、メーガン妃と並んでステージに登場したヘンリー王子は、「今晩はデートに出かけるだけだと思って来てみたら、1500人もの皆さんと一緒の部屋にいるので、奇妙な感じがしています」と冗談で会場を沸かせる場面もあったという。ヘンリー王子は続けて、「子供たちが幼いので、私たちはほとんど外出しません。これはまったく想定外のことです。デートの夜を皆さんと共有できてうれしいです」と語り、夫婦水入らずで授賞式出席を楽しんでいることを明かした。

前日にニューヨーク入りした夫妻は、カリフォルニア州の自宅からプライベートジェット機を利用していたことが発覚して物議を醸していた他、同授賞式を巡っても夫妻と同じテーブルで食事を楽しむためのチケットが100万ドルと高額だったことでも話題を集めていた。

「希望のさざなみ賞」は、ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領らにも贈られた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)