歌手水森かおり(49)が8日、東京・西麻布の長谷寺に眠る徳間康快さんの墓前を訪れ「NHK紅白歌合戦」に20年連続20回目の出場が決まったことを報告した。

徳間さんは所属レコード会社の元社長で恩人。水森は「もう夢のような回数です。自分の名前の横に、20回目の数字が書かれているのを見た時は、そんな回数、立たせていただいてるんだなっていう重みを感じました」。

紅白初出場の知らせは、仕事先の名古屋の百貨店で買い物をしていた時に連絡を受けたという。「もうあれよ、あれよ、という前に、東京に戻って初出場の会見が始まって。もうそこから目まぐるしく、いろんなことが劇的に変わっていきました。当日も、スタンバイしてる時とか、イントロで下りていく時の景色も覚えています」。

昨年の紅白は、京都・清水寺からの中継での出場だった。昨年のこの日も墓前を訪れ、報道陣の取材を受けたが「実は去年、ここで報告させていただいた時はもうロケも始まってて、隠すのが大変でした。でも、あの今回はどこにも行っていません」と明かした。

ご当地ソングの女王として知られ、今年は千葉県を舞台にした「九十九里浜」がヒット中。47都道府県のうち、まだ舞台になっていない県は福岡、宮崎、徳島で、来年1月24日に宮崎県を舞台にした「日向岬」を発売する。

「今までにないくらい、明るい歌です。切々と歌い上げるのではなく、聞いていて、スカッとするような作品です。今までにない歌唱法というか、そんな感じで歌わせていただいています。楽しいなとか、元気になったなとか、また頑張ろうっていうふうに、思っていただけるような歌です」。

毎年恒例のプライベートについての質問にも「もちろんありません。もう、うんないですね」。今秋には、お笑いコンビ、ナイツの塙宣之(44)との大相撲観戦が、話題になったくらいだという。「サンドウィッチマンの伊達さんが、(結婚相手は)僕にまかせてくださいって、言ってくれるんですけど、まだ誰も紹介してくれないんです」。