ザ・ドリフターズの加藤茶(79)と高木ブー(89)が15日、フジテレビ系「ドリフ大感謝祭 ありがとう仲本工事さんスペシャル」(午後8時)に出演した。10月に交通事故による急性硬膜下血腫のために81歳で亡くなった仲本工事さんをしのんだ。「もリフのじかん」(ニコニコ生放送)で共演した、ももいろクローバーZのメンバーや東京03の飯塚悟志(49)も出演した。

21年に開催した「もリフのじかん」日本武道館ライブの映像を見ながら、当時を懐かしんだ。ドリフとしては、ビートルズの前座で登場して以来55年ぶりに武道館に登場。加藤はしみじみ「あれは楽しかったな~よくやってくれた」とももクロに感謝した。

飯塚から音楽とは問われ、加藤は「音楽は基本なんだよねウチは。コントよりもまず音楽。音楽に合わせて、どんなコントやるかって考えていた」と説明。高木も「いろんなグループあるけど、(5人の)リズムが一緒。転ぶにしても5人が同じタイミングで転ぶ。そういう意味でもバンドマンだったんだろうね」と続けた。さらに加藤は「もともとバンドやりながら、サービスでコントをやっていた。じゃあ本格的にやろうじゃないかって、ドリフターズがコント集団になった」と語った。

司会の飯塚から「また武道館やりたいですね」と振られると、加藤は「高木さんが元気なうちにやりたいな」。高木は「そう言われると頑張らなきゃ。そういう目標があるといいね」と意気込んだ。加藤も重ねて「108歳で茶寿になる。俺はそこまで頑張る」と宣言した。

最後に加藤は「2人になりましたけど、音楽とコントを続けていきたいと思います。これからも一生懸命頑張りますんでよろしくお願いします」。高木も「よろしくお願いします」と言うと、すかさず加藤が「それだけかい!」とツッコミを入れた。番組の最後には「仲本工事さん たくさんの笑いをありがとうございました」とテロップで追悼した。