宝塚歌劇団の月組トップ月城かなと、相手娘役の海乃美月が1日、本拠地の兵庫・宝塚大劇場で新春鏡開きを行った。毎年元日、ファンを招いて行われる鏡開きも、コロナ禍をへて、今年は3年ぶりの開催。月城、海乃はファンを前にあいさつした。

月城は「新年の初めに皆さまにお会いできること、この鏡開きを、本当に楽しみにしてまいりました。ちょうど1年前の今日は、1月1日から月組の新しい始まりを迎えられるありがたさを感じて過ごしていました」。正月公演が本拠地お披露目だった昨年を感慨深げに振り返った。

ただ、昨年もコロナ禍は続き「昨年はまだまだ油断のできない1年ではございましたが、月組としては本当にたくさんのことに挑戦させていただき、組の仲間とより一層、心のつながりや、作品をつくる上での絆が深まった1年だったと思います」とも吐露。

新年2023年を迎え「今年も皆さまに楽しんでいただける作品をお届けできるよう、精いっぱい頑張ってまいります。そして、またマスクの下の、皆さまの笑顔に早くお会いできることを、心から願っております」と、コメントした。

また、海乃も「新年のこのおめでたい日に、皆さまにお会いできてとてもうれしく思います」と感謝。昨年の正月公演を「身の引き締まる思いで舞台に立つことからスタートしました」と振り返り「月城さんが率いる月組がスタートした年でもあり、とても充実した1年でした」と語った。

新年に向けては「今日、皆さまからいただいたパワーを、次の公演にも生かして精いっぱい頑張りたいと思いますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします」と約束した。

月城、海乃らによる月組は、2月4日に宝塚大劇場で開幕する「応天の門」「Deep Sea-海神たちのカルナバル-」を控えている。