俳優の野杁俊希さん(のいり・としき)が2日に脳出血のため都内の病院で亡くなった。所属事務所のLDHが3日、発表した。33歳だった。

関係者によると野杁さんは22年12月29日に、都内の飲食店の階段で誤って頭部を強打。緊急搬送され、ICU(集中治療室)で治療を受けたが2日未明に死亡が確認された。

LDHは公式ホームページで「野杁俊希を応援して下さっている皆様にご報告」と題して「弊社所属の俳優野杁俊希が1月2日(月)に不慮の事故により永眠いたしました」と伝えた。その上で「弊社としましても、新年に向けて想いを新たに、共に同じ夢に向かってさらに頑張っていこうと話していた矢先のあまりに突然の出来事に遺憾に堪えません。LDH一同大きな哀しみの中に故人を追悼しております。親族および弊社としましても、まだ気持ちの整理がつかない状況でもございますので、皆様におかれましても、何卒静かに故人を偲んでいただければと想います」とつづった。

野杁さんは女優の故赤木春恵さんの孫で、22年に舞台「吉幾三特別記念公演 親はがっかり!子はしっかり!」、21年に映画「総理の夫」などに出演した。