タレントのコウメ太夫(50)が6日、日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜午前8時)に出演し、独特の間を連発してMCの極楽とんぼ加藤浩次(53)らを絶句させた。SNSでは「コウメ太夫」がトレンド入りし「放送事故レベル」「朝から地獄」などとツッコミが入った。

エンタメ情報を紹介するナレーション「天の声ゴールド」として登場したコウメは、加藤から「初めましてですか」と聞かれ、「あ、初めて…じゃない」と、言葉に詰まりながらあいさつ。「声変えてます?」と聞かれると「えー?」と素のテンションで聞き返すなど、序盤から“不穏”な空気を醸し出した。

Kinki Kidsの楽曲紹介の場面では、コウメの過去のイケメン風写真とともに、ジャニーズ事務所に履歴書を送った経験があることも紹介された。

「天の声」の正体は「親友」と称されるため、コウメは「加藤さん、若いころの写真見て、私の親友誰か分かりましたか」と問いかけたが、加藤に「分かりましたよ」と返されたにもかかわらず、スルーしてすぐに「Kinki Kidsの~」と楽曲紹介を続けてしまい、加藤から「『分かりましたよ』と言ったのに無視しないで」とツッコまれた。

コウメは正体を明かした後、加藤から「お久しぶりです」と声をかけられると、「あ、ども、お久しぶり、でございます」とたどたどしくあいさつ。加藤に「お世話になっております」とあいさつすると、数秒の間の後に「市川團十郎さんと…」と、またもやエンタメ情報のナレーションに逆戻り。スタジオを爆笑させた。

その後、新成人の話題では、コウメは「私の親友の息子も、現在中3」と紹介。「私の息子なんですけど数学ばっかり、おうちでやっていて、他の勉強をもう少しやった方がいいとよく伝えます」と語ったが、ここでも「あ、私じゃない。親友の息子」と言いなおすミス。「加藤さん、僕の進行はどうですか」と聞いたが、加藤に「AIとやっているみたいです」と返された。

コウメはその後、スタジオにも登場した。「朝は、ごはん派かと思ったら~ニョキニョキペンギンでした~チクショ~」と、恒例のネタを披露したが、あまりの意味不明ぶりに加藤は口をあんぐりと開け、10秒近くの間が発生。加藤は「思い付きで言ってるのかと思ったら、しっかりネタにされているんですね。手の甲にそのまま書いてある。ここが度肝抜かれた」と、なかばあきれた表情で語った。

さらにコウメは「加藤浩次さんかと思ったら~」という先をクイズ形式で出題した。正解は「加藤浩次さんかと思ったら~ひざ掛けプロテインでした~チクショ~」と、こちらも異次元の解答。加藤はうつむいて絶句すると「ひざ掛けプロテイン、よく出てきましたね、そのワード、先生」と、声を絞り出した。

加藤は「ごめんなさい、知識不足で申し訳ないんですけど、『ひざ掛けプロテイン』って何ですか」と神妙な様子を装って聞くと、コウメは「加藤さんはMCでずっと立ってらっしゃいますよね。立つことがMCってほとんど。だから、足がほとんどプロテインで包まれている。頑丈に包まれているプロテインのような足ですね。筋力。筋力ないと立ってられませんから」と解説。加藤が「はぁ~。すみません。すみませんでした。勉強不足ですみませんでした」と頭を下げると、コウメは「もう少し理解できるようになってもらえれば」と、まさかの上から目線で返した。

ツイッターでは「コウメ太夫」がトレンド入り。「放送事故レベル」「今年初カオス」「コウメ太夫、朝からお茶の間に地獄をお届け」「朝からシュールな笑いやった!」などの声が寄せられた。