乃木坂46鈴木絢音(24)が10日、都内で、辞書を作る人々との対談集「言葉の海をさまよう」(幻冬舎)の刊行記念囲み取材に出席した。東北勢の活躍も期待されるWBCに臨む侍ジャパンへエールを送った。

秋田県出身。大谷翔平投手、ダルビッシュ有投手、佐々木朗希投手ら、同じ東北にゆかりのある選手の活躍が大きく期待されている。前日9日に先発した大谷の活躍を受けて、東北も沸いた。鈴木は「東北を盛り上げてくださってありがとうございます、という気持ちです。一緒に盛り上げていきたいです。皆さまの雄姿を見届けたいです」と伝えた。「私も東北フィーバーに乗じて、なにか東北感を出していきたいなと思っています。今東北の商品とか紹介したら、バズったりするのかな…と思っています」と明かし、笑いを誘った。

乃木坂46では、宮城県出身の後輩、久保史緒里(21)が、今月4日のWBC壮行試合で始球式を務めた。「ノーバンで投球したというのを、ニュースで拝見しました」といい「野球好きなのは知っていましたけど、プレーヤーとしての史緒里ちゃんを見たことがなかったので。感動しちゃいました。すごいと思って。うれしくなりました」と笑った。

同書は「小説幻冬」の対談連載「言葉の海をさまよう」の書籍化。辞書愛に満ちた鈴木が、辞書を作る人々と対談。辞書出版社の三省堂のバックアップにより、辞書の編さん者、編集者、校正者、印刷会社、デザイナーなどさまざまな関係者に話を聞いた様子を1冊にまとめた。また「文学少女の休日」をテーマに撮り下ろしたショットや、対談を通じてあらためて感じた辞書への愛を語るエッセーも掲載している。

鈴木は秋田県生まれ。13年3月28日、乃木坂46の2期生オーディションに合格。18年8月リリースの21枚目シングル「ジコチューで行こう!」で初選抜入りを果たし、21年以降は選抜に定着。昨年7月に同期の山崎怜奈(25)が卒業して以降は、唯一グループに残った2期生として活動していた。

先月18日、加入10周年記念日の3月28日をもってグループから卒業することを発表した。当日東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で卒業セレモニーを開催する。