歌舞伎俳優尾上菊五郎の孫、寺島しのぶの長男寺嶋眞秀君(10)が、初代尾上眞秀を名乗って初舞台を踏む「音菊眞秀若武者(おとにきくまことのわかむしゃ)」のビジュアルが7日付で解禁された。立役ではりりしく、女形では可憐な表情を見せている。

「團菊祭五月大歌舞伎」(5月2~27日、東京・歌舞伎座)で上演される同演目で、立役の岩見重太郎と、女形の女童の2役を演じる眞秀君は、撮影を終え「衣装もかっこよくて、写真もきれいで、5月の舞台が楽しみになりました」と話している。

また、節目の舞台にかかる「祝幕(いわいまく)」は、フランスの高級ファッションブランド、シャネルがサポートし制作されることも分かった。世界的アーティストがデザイン、刺しゅうを施す。

眞秀君の父はフランス人アートディレクター、ローラン・グナシア氏で、初舞台の会見は駐日フランス大使公邸で行われて話題になった。