女優奈緒(28)が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ「あなたがしてくれなくても」(木曜午後10時)の第2話が20日に放送され、平均世帯視聴率が4・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが21日、分かった。第1話は5・8%だった。

平均個人視聴率は2・6%。第1話は3・1%だった。

同局連ドラ初主演の奈緒は、32歳で平凡なOLの主人公・吉野みちを演じる。永山瑛太演じる夫・陽一とは結婚5年目でセックスレス歴2年の夫婦。岩田剛典は奈緒の上司・新名誠役で、田中みな実は新名の妻でキャリアウーマンの楓役。夫婦のセックスレスをテーマに、30代男女のタブーに切り込んだ禁断の恋愛ドラマ。一見幸せそうな2組の夫婦が複雑にもつれ合っていく。

原作はハルノ晴氏による同名コミック。制作陣には、社会現象を巻き起こした14年の同局系連ドラ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」で演出を務めた西谷弘氏をはじめ、当時の制作スタッフが再集結した。

第2話では、会社で行われたお花見会でみちを心配して連れ出した誠が自分も、パートナーとセックスレスになっていることを告白する。みちは夫の陽一を、誠は妻の楓を愛しているからこその苦しみを打ち明けあって、誠は思わず、泣いているみちを抱きしめてしまった。その日、帰宅したみちは、眠れない夜を過ごした。

みちと陽一のすれ違いは続く。よそよそしい態度をとるみちに、陽一は「みちを大事に思っている」と言うが、みちに触れることはなかった。一方、誠も、仕事に追われる楓と夫婦の時間は取れずにいた。みちと誠は、パートナーのいないベッドでやるせない夜を過ごした。

次の日、誠がみちの部署にやってくる。みちの後輩・北原華(武田玲奈)は、2人の微妙な空気を察知する。

一方、陽一が店長を務めるカフェに、近くの工事現場で働いていた三島結衣花(さとうほなみ)がやってくる。もう少しで現場が終わるという三島は、陽一にある提案をしてくる。