嵐の松本潤(39)が5日、主演するNHK大河ドラマ「どうする家康」の舞台である浜松市の中心部で行われた「浜松まつり」のイベント「家康公騎馬武者行列」に参加した。イベント終了後、同市内で会見を行い、喜びを語った。

井伊直政役の板垣李光人(21)平岩親吉役のハナコ岡部大(33)夏目広次役の甲本雅裕(57)らキャストととともに、三方ケ原の戦いのドラマ衣装で行列を行った。「殿~!」「松潤~!!」などの歓声を浴び、手を振って応えた。周囲には抽選で選ばれた観覧者2万2000人はじめ、数時間前から大勢の人が集まる“松潤フィーバー”状態となり、警察が規制を行った。同市の発表によると、騎馬武者行列には、68万人の人出があったという。

会見では「すごかったですね」と笑顔で振り返った。「こんな経験。僕ら別に賞をいただくとか優勝する機会もなかなかないので、パレードに参加させていただくという、貴重な経験をさせていただきました。市民の皆さんや、集まってくださった皆さんの楽しそうな笑顔が見られたのがうれしかったです」と述べた。

行列中の歓声の中でも、特に「殿~!」と呼ばれることが多かった。「オンエアを見てくださっている方がとても多いな、と実感するのは、こういった(家康の)地元に来ると、皆さん『殿』と呼んでくださるんですよ」と感謝した。「そんなこと今までなかった。これまでは『松潤~』『MJ~』『嵐~』とかだったので。(家臣の)みんなからは呼ばれ慣れているんですけど、道で『殿』って言われるのはうれし恥ずかしいです。初めての経験でした」と笑った。

さらに「それだけ家康公が愛されているというのを実感することができたので、そんな家康公を演じられて感謝しています」とほほ笑んだ。「見てくださっている皆さんに、どうやって戦国の世を終わらせて平和な世を築く家康公になっていくのか、少しでも楽しんでいただけるように演じきたいとあらためて決意をしました」と誓った。

行列イベント前には、「どうする家康」の浜松大河ドラマ館がある浜松出世パークで、こどもの日にちなんで吹奏楽パレードと段ボール甲冑(かっちゅう)武者行列に参加する子供たち約300人に向けて、差し入れのお弁当を受け渡していた。浜松市によると、お弁当は松本のポケットマネーで購入したという。