米俳優ハリソン・フォード(80)が考古学者を演じる米人気アドベンチャー映画「インディ・ジョーンズ」シリーズの最新作「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」が18日、南フランスで開催中のカンヌ国際映画祭でワールドプレミア上映された。上映前には長年にわたり、インディ・ジョーンズをはじめとした数々のキャラクターを演じたフォードに、長年の功績をたたえ「名誉パルム・ドール」がサプライズ授与された。

同賞は昨年の同映画祭で「トップガン マーヴェリック」のトム・クルーズも受賞した賞で、今年受賞したフォードは感極まって涙する場面もあった。

フォードは「本当にありがとうございます。とても感動しています。私は今、自分の人生の走馬灯を見ました。私の人生の大部分、いや、人生の全ては、私の美しい妻に支えられてきました。彼女は私の情熱と夢を応援してくれています。また、ジェームズ・マンゴールド監督やフィービー・ウォーラー=ブリッジ、そしてマッツ・ミケルセンのようなアーティストと仕事をする機会があることに、とても感謝しています。この名誉に深く感動し、身の引き締まる思いです。この場をお借りして、改めてお礼を言わせてください。この偉大な栄誉に」と共演者やスタッフ、またフォードを支えた家族への感謝を語った。

最新作「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」でフォードがインディを演じるのは最後となる。プレミア上映では終了後、興奮や感動に会場が包まれ、観客はスタンディングオーベーションで、キャストやスタッフ陣への称賛が送られた。