第76回カンヌ映画祭で脚本賞を受賞した「怪物」の坂元裕二氏(56)が29日、授賞式から一夜明けて東京・羽田空港に帰国した是枝裕和監督(60)とともに会見を開いた。

坂元氏は席上で、滞在した3日間のうち「おなかを壊して2日、寝込んでいた」と明かした。18日の公式上映の次の日に倒れたといい「スタッフが優しくクッキー、ウエハースを持ってきてくれて、食べたら、おいしくてカンヌに来て良かった。一生、あれより、おいしいお菓子を食べたことはないと思う」と振り返った。

治ったのは「帰る時でしたね」と説明し「機内食はおいしく…どんなおいしいもの食べるより、スタッフが持ってきてくれたウエハースが最高。良い思い出です」と振り返った。

カンヌ映画祭で脚本賞を取った、自分へのご褒美は? と聞かれると「モロゾフのプリンを、ご褒美と思って食べました」と明かした。