日中韓9人組ガールズグループKep1er(ケプラー)の日本初ツアー「<FLY-BY>」が11日、神戸ワールド記念ホールでツアーファイナルを迎えた。今年3月にリリースした日本セカンドシングル「<FLY-BY」のタイトルを冠した今回のツアーは、東京・代々木第一体育館を皮切りに、愛知、神戸と全国3都市6公演を巡り、計5万人を動員した。

会場中がKep1erの登場を待ちわびるなか、ビジューが輝く真っ白な衣装に身を包んだ9人のメンバーが姿を現すと、割れんばかりの歓声が響きわたった。ダヨンの「Let’s go」のかけ声とともに「We Fresh」、続いて「Up!」とKep1erならではのエネルギッシュなパフォーマンスで華やかに幕を開けた。

最初のMCでは「Kep1ianのみなさん、こんばんは」と全員であいさつ。日本人メンバーのヒカルは「みなさん本当に会いたかったです。今日は最終日ですよ、皆さん楽しむ準備はできていますか?」と盛り上げ、シャオティンも「全てを出し尽くせるように頑張ります、覚悟してくださいね」と呼びかけた。

その後、雰囲気が一変し、赤い妖艶な照明のなか、ヒールの靴音が鳴り響き「LVLY」がスタート。続いてセンターステージに進み、一糸乱れぬパフォーマンスで「MVSK」を披露した。そしてメンバーそれぞれの魅力を見せるユニットステージでは、Kep1erが誕生した韓国のオーディション番組「Girls Planet999:少女祭典」(通称:ガルプラ)で愛された、「Snake」(ユジン・シャオティン・マシロ・チェヒョン・ヒカル)、「U+Me=LOVE」(ダヨン・ヒュニンバヒエ・ヨンウン・イェソ)をチームに分かれパフォーマンスした。

イントロから一段と大きな歓声が沸き起こったガルプラのシグナルソング「O.O.O(Over&Over&Over)」は、Kep1erとして9人で披露した。ユジンが「あの頃よりみんなさらに成長した気がします。私たちの始まりの曲なのでずっと大切に歌っていきたいと思います」と伝えると、会場全体が温かい空気で包まれた。

その後は「Another Dream」「Rewind」をしっとりと歌い上げ、感謝の気持ちをKep1ianに届けた。その後も「LE VOYA9E」、「Daisy」、「Dreams」を披露した。

一際会場が大きく湧いていたのがダークな世界観とパワフルなダンスで魅了した「THE GIRLS(Can’t turn medown)」、そして今ツアーのためにスペシャルバージョンで準備をした韓国デビュー曲「WA DA DA」だ。エナジーあふれるパフォーマンスに、チェヒョンの「兵庫-!楽しんでますか?盛り上がりましょう!」のかけ声で会場の盛り上がりは最高潮に。

ここから怒涛のセットリストで畳みかけ、最新曲「Giddy」、「Back to the City」、日本デビュー曲「Wing Wing」、そして最後に日本セカンドシングルのタイトル曲である「I do! Do you?」を披露し幕を閉じた。

アンコールではファンが一体となって「Daisy」を歌うサプライズに感激するなか「Attention」の文字を風船で作り、メンバーが一文字ずつ持って登場。この楽曲のみスマホでの撮影が許可されており、ファンにより近いところで客席を練り歩き、ファンとの交流を楽しむ姿も見られた。

これまでの公演と同じく記念撮影を行った後に、さらなるサプライズが。会場が突如暗転し、スクリーンに映像が映し出された。それは今ツアーに参加した各会場のKep1ianからKep1erのメンバーへの愛溢れるサプライズメッセージが。映像を見たメンバーは涙があふれ出してしまった様子で号泣。「本当にありがとうございます」とメンバー一人一人、最後に千秋楽を迎えた思いと感謝の気持ちを伝えた。

以下、最後のMCの抜粋

シャオティン 「みなさんのおかげで本当に幸せでした。そして、誰よりも一生懸命頑張ってきたメンバーお疲れさまでした」

ダヨン「天気が悪くても距離が遠くても、来てくださったKep1ian本当にありがとうございました」

ユジン 「アリーナツアーが本当に夢のようでした。Kep1ianが夢をかなえてくれて、一緒にいてくれてありがとうございます」

ヨンウン 「本当に今この場にいられることがとてもうれしく、感謝することだなという気持ちで胸がいっぱいになりました。こんな風に幸せにしてくださってありがとうございます」

ヒカル 「日本を回りながらたくさんのKep1ianに会って、大変だったことの何倍もの幸せをもらいました。Kep1erがKep1ianをずっと幸せにします。約束です」

マシロ 「メンバーみんなを信じてここまでこれた事が本当に幸せで、Kep1erがこの9人で私はとっても幸せです。Kep1ianのみなさん、本当にありがとうございます」

イェソ 「毎回たくさんの応援や掛け声をしてくれてありがとうございました。Kep1ianのおかげで一緒に忘れられない瞬間ができました」

チェヒョン 「私たちのおかげで幸せだと言ってくださって本当にありがとうございます。そして私たちを幸せにしてくださって本当に本当にありがとうございます」

ヒュニバヒエ 「素敵な瞬間をKep1ianにお見せしたい一心で頑張ることができたと思います。こんなに大きな会場でご一緒できたこの瞬間を一生記憶にとどめたいと思います」

その後、最後の曲として「tOgether fOrever」を披露。大歓声に包まれるなか終幕を惜しむように9人はKep1ianに手を振り続け、初の日本ツアーは大盛況にて締めくくられた。

そして終演後にスクリーンには「日本初ファンミーティング 今秋、開催決定!」の告知が出され、再度会場が喜びの歓声で溢れた。