女優桜井ユキ(36)が、女優森七菜(21)と俳優間宮祥太朗(30)がダブル主演を務める7月10日開始のフジテレビ系連続ドラマ「真夏のシンデレラ」(月曜午後9時、初回30分拡大)にレギュラー出演することが20日、分かった。

同作は森と間宮を筆頭に、神尾楓珠、吉川愛、萩原利久、白濱亜嵐、仁村紗和、水上恒司ら若手俳優陣ら男女8人の恋の行方が交錯する“月9”の王道ラブストーリーだ。

現在、桜井は同局系カンテレ制作「ホスト相続しちゃいました」(火曜午後11時)で主演を務めている。シリアスな役柄から天真らんまんなキャラクターまで幅広く演じ分ける演技派女優の桜井が、本作で演じるのは長谷川佳奈(はせがわ・かな)。本作の舞台でもある海辺の町で、かつては高校の国語教師として、誰にでも優しく、清楚(せいそ)で、生徒からも人気のある先生だった。本作のヒロインである蒼井夏海(あおい・なつみ/森七菜)と、牧野匠(まきの・たくみ/神尾楓珠)の学生時代の担任を務めていたという過去があり、匠にとっては憧れの存在でもある。桜井が交錯する男女8人の恋愛にどのように絡み進展していくのか注目が集まる。

桜井は「長谷川佳奈役を演じさせていただきます桜井ユキです。映画『コンフィデンスマンJP-ロマンス編-』で初めて田中監督の作品に出演し、その後立て続けにご一緒させていただいたのですが、またこうしてお声掛けしてもらいうれしい限りです」と話した。

さらに「現場の空気感がとても柔らかく活気のある楽しい現場で、この後の撮影現場もドラマの展開もとても楽しみです。そして、男女8人の織りなす恋愛模様に毎話台本を読む度にドキドキニヤニヤしております。そんなすてきな物語の一部になれるよう、私もしっかり頑張りたいと思います」と意気込んだ。

夏がもたらした運命の出会いは突然訪れる-。海辺で一緒に生まれ育った“海辺のシンデレラ”である女友達3人組。一方、東京で親の期待に応えて一流大学に入学し、それぞれの道へ進むも優等生な日々を送る男友達。通常なら交わるはずのない、住む世界の異なる男女が真夏の海で運命的に出会い、それぞれの恋模様を抱き、複雑に交錯した感情や本音をぶつけ合いながら成長していく。目には見えない“格差”を男女たちは互いに乗り越え合うことが出来るのか。人のぬくもりを、恋のトキメキを、短くも甘く切ない夏に全力で胸を焦がす物語。真夏の太陽の下、波の数だけ出会いがあり、砂の数だけ恋がある。そして、夏物語のキセキが動き出す。

同作は市東さやか氏のオリジナル脚本となる。昨年、同局の「ヤングシナリオ大賞」を受賞。「silent」の生方美久氏を輩出した翌年の大賞受賞者で、注目が集まる。