広末涼子(42)とのダブル不倫を認め、謝罪した人気シェフ、鳥羽周作氏(45)が30日、ツイッターを更新し、代表を務めるレストラングループ「sio」の代表を辞任すると発表した。

「報道の事実を重く受け止めsioの代表を辞任します 経営を退き改めて全てのことに誠心誠意向き合ってまいります この度は申し訳ございませんでした」

鳥羽氏はニュースサイト「文春オンライン」が7日、不倫疑惑を報じたのを受けて、14日にツイッターで報道を認め、謝罪して以降、公にはコメント、意思などを発表しておらず、16日ぶりの発信となった。

鳥羽氏が辞任の意向であることは、28日に「文春オンライン」が報じた。sioは日刊スポーツの取材に対し、鳥羽氏の動向や近日中の会見有無について「現在リモートワーク中です」と答えた。同氏はレストラン8店舗を経営し、東京・代々木上原の「sio」は4年連続ミシュラン1つ星を獲得。予約困難店だったが、現在はキャンセルなどで一部予約の取れる日もある。自身の自伝「本日も、満席御礼。」では現在、スタッフに調理を任せ、厨房(ちゅうぼう)に立っていないことを明かしている。

広末と鳥羽氏との不倫は文春オンラインが7日、報じた。5月中旬に妻子持ちの鳥羽氏が経営するレストランをショートパンツ姿で訪れ、互いに肩をもみ合ったり、6月上旬には、鳥羽氏の宿泊するホテルに広末がチェックインしたと伝えた。

報道を受けて、まず広末の所属事務所が14日、無期限謹慎処分を発表。広末本人も、マネジャーのインスタグラムアカウント上に直筆メッセージをアップし、報道内容を認めた。「一部、週刊誌で報じられているとおり、鳥羽様との関係は記事のとおりです」と認めた。続けて「鳥羽様のご家族に悲しい思いをさせてしまったこと、辛い気持ちにさせてしまったことを何よりも申し訳なく思っています。私自身の家族、3人のこどもたちには膝をつき合わせ直接、『ごめんなさい』をしました。彼らは未熟な母である私を、理解し認めてくれました」と、3人の子どもたちに謝罪したと明かし、鳥羽氏の家族に謝罪した。

続いて同日、鳥羽氏も自身のツイッターで「報道された内容は、概ねその通りです」とする謝罪文を掲載。「報道に対して正直に説明させていただきます 今まで何も発言できておらず申し訳ございませんでした」とコメントを掲載した。また「皆様におわびしなくてはいけないことがあります。最初に報道があったときに、不倫の事実はない、と嘘をついたことです」と「文春」の取材に対し不倫を否定していたことも謝罪。「知らない番号からかかってきた電話に出たところ、記事に掲載されていた通りの内容の質問をされ、事実に反する受け答えをしてしまいました。自分の弱さ、そして何よりずるさが出た結果です。深く反省しています」とした。

鳥羽氏は謝罪文の中で「これからは料理に精進します」と発表したものの、15日に地元埼玉・戸田市のPR大使を退任。ユーグレナのコーポレートシェフの契約も14日付で、六甲バターから25年の大阪・関西万博に関連する契約も16日付で解除されている。

1日には、長野県小谷村にある築140年以上の古民家を改造し、鳥羽氏がメニューを監修し、sioが指定管理者にも選定され、姉妹店でもあるレストラン「NAGANO」がオープンするが、27日にメディアに公開されたレセプションに鳥羽氏は姿を見せなかった。その上、不倫騒動の余波からか、報道各社がメニューなどを報じた途端、ランチで提供するメニューの1つ「鮭定食」の値段が3000円であることに「高い」と、開店前からインターネット上で疑問、批判の声が相次ぎ「鮭定食3000円」がトレンドワードになるなど、不倫騒動の余波は納まる様子を見せていない。