女優若村麻由美(56)主演のフジテレビ系7月期連続ドラマ「この素晴らしき世界」(木曜午後10時)の第3話が3日放送され、平均世帯視聴率が4・3%(関東地区)だったことが4日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話から5・4%、4・0%だった。平均個人視聴率は2・6%で、第1話から3・0%、2・1%だった。

今作は、平凡な生活を送る“主婦”浜岡妙子が、ひょんなことから芸能界で活躍する“大女優”若菜絹代になりすましながら二重生活をする“なりすましコメディー”で、完全オリジナル脚本となる。若村が普段はパートとして働く主婦と大物女優という正反対な役柄を同時進行で演じる。若村の他には、木村佳乃、沢村一樹、マキタスポーツらも出演する。

当初は鈴木京香(55)が主演予定だったが、5月9日の撮影初日に体調不良を訴え降板。同18日は、若村の代役主演が同局から発表されていた。

▼第3話あらすじ

絹代になりすまして無事CM撮影を終えた妙子は、芸能界の仕事に楽しみを覚え始める。さらに女優気分を味わいたい妙子は、西條隼人(時任勇気)の制止を振り切り、若菜メークのままテレビ局を出る。すると人気男性タレントの出待ちをしていたファンに何かを投げつけられてしまった。幸い投げつけられたのは水風船だったため大事に至らずに済むが、経緯を聞いた室井セシル(円井わん)から、以前ドラマで共演した男性タレントのファンの逆恨みと聞いて、妙子は芸能界の怖さを垣間見ることに。そんな中、妙子は新聞取材や情報番組のコメンテーターとしても出演することになる。

セシルたちとさらなるなりすましトレーニングをしている妙子のもとに、比嘉莉湖(木村佳乃)が訪ねてきた。ランチに出かけると、莉湖は娘に預けられた孫の世話に手を焼いていると妙子に打ち明ける。妙子と莉湖はお互いの家族の事情を打ち明け合う。そこで莉湖は、水田夏雄(沢村一樹)には気をつけた方が良いと妙子に忠告する。

情報番組の収録当日。若菜としてコメンテーターに臨んだ妙子だが、コメントも順調に収録が進む。しかし、収録中にとあることを目撃した妙子は、またしても芸能界に対して違和感を覚えるのだった。