昨年5月に61歳で亡くなった上島竜兵さんの妻でタレントの広川ひかる(52)が10日、都内で上島さんの死や、その後の生活についてつづった著書「竜ちゃんのばかやろう」(KADOKAWA)発売記念会見を行った。

本名の上島光名義で、「竜ちゃんのことをどうしても忘れてほしくない」という思いでつづった1冊。上島さんの死の直前の様子について、若干の異変を感じていた部分もあったと語り「血液型のせいにしていいのかわからないですけど、AB型なので、性格がよく変わっていたんです。明るいところもあれば、どんより暗くなるというのは昔からありました。いつからっていうのは、はっきりとは言えないんですけど、どんより、しょんぼりが多くなってきたなというのはありましたね」。

時期としては「コロナ禍で世の中が暗くなっていくのと同時に暗くなってくることが多くなって」と明かし「亡くなる年の昨年2月ぐらいから、しょんぼりする回数が多いなと気になっていました」と振り返った。

執筆は今年2月から始め、約半年で発売に至った。「竜ちゃんが亡くなった現実に向き合うことになりますので、そうするとつらいものがあって筆が止まって、パソコンの前に座り続けて何もしない日々が続いたり、今も前向きにはしていますけど、何もしたくない日もたくさんあって」と語り「前向きな昨日と、後ろ向きな今日の繰り返しなので。書いている時は後ろ向きな時が多かったです」と正直に振り返った。

上島さんの死後はステージ1の乳がんも発覚。闘病生活を送る中で各手続きや法要などを行う日々を過ごした。広川は「(上島さんに)1年3カ月頑張ったよねと聞きたいです。見守ってくれているとうれしい。頑張ったねと言ってくれますかね」と思いをはせていた。