女子5人組ダンス&ボーカルグループ「FAKY」が、神宮球場トップバッターで登場して会場を盛り上げた。

まずは「Candy」「NEW AGE」「Get Up」と3曲続けてアップテンポな曲を披露。夕方前の暑さに負けじと、熱いライブパフォーマンスを披露した。トップバッターとしてしっかりと大役を果たしたリーダーのLil’Fang(29)は「花火大会のライブが初めてだったので責任重大でしたけど、お客さんが本当に温かくて、私たちを知らない方ばっかりだったと思いますけど、すごくうれしかったです」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

13年に結成し、今年は節目のデビュー10周年だ。そんな記念すべき年に、神宮花火大会に初出演。Akina(23)は「本当に想像以上に人がいて、こんなに人がいるんだと思いました」と驚いたというが「途中でワンステージになったと思います」と観客との一体感に手応えを感じた。MCで夏の暑さが苦手だと話していたMikako(29)は「本当は暑さは苦手でしたけど、お客さんのエネルギーに助けられました。すごくパワーをもらいました」と振り返った。

この日は台風7号の影響で雨天も心配されたが、リハーサルの時から晴天に見舞われた。その要因について「てるてる坊主を書いてお祈りしました」とHina(26)。ファンクラブ限定のチャットでファンと交流した際に、晴れを願って昨年に作った非公式キャラクターがいるといい「最近の配信でもファンから『書いた方がいいんじゃない』って言われて。それで書いて、皆さんの携帯の待ち受けにしてもらうようにしました」と説明。まさかの結果に、他のメンバーも笑顔だった。

ライブでは7日発売の新曲「Summer Dive」も披露した。同曲はm-floのTaku Takahashiがプロデュースしたサマーソング。Taki(23)は「ファンとコール&レスポンスできる曲で夏の思い出を作るのにぴったりです。それにTakuさんがプロデュースしてくれた素晴らしい曲です」と話した。

また、所属事務所の先輩にあたるDa-iCEのシングル「スターマイン」も披露した。現在開催中のアリーナツアーにオープニングアクトとして出演した縁があり、今回の花火大会の出演にあたってLil’Fangは「私たちだけでは力不足と思って」とDa-iCEに相談して許可をもらったという。「やりきれたと思います」とメンバー全員が胸を張った。

ライブパフォーマンス後は5人全員で花火を鑑賞した。Lil’Fangは「実は5人で花火を見るのは初めてなんです」と一夏の思い出を作った。英気を養い、次なるステージに向けて「すごく遠くの目標を設定するよりも、近くの輪を広げたい。来年1月のZeppでのライブを盛り上げたい」と意気込んだ。

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