「週刊少年ジャンプ」史上初の「ONE PIECE」地上波冠番組、フジテレビ系「ワンピースバラエティ 海賊王におれはなるTV」が19日土曜午後3時から放送される(関東ローカル)。今回の企画は「『ワンピース』すごい話ビビルカード 野田栄一郎SP」。ゲストはマヂカルラブリー(野田クリスタル、村上)の2人。これまで、「シャンクスとルフィ、再会の第一声」や「ルフィの夢の果て」など、大胆で説得力のある考察の数々を番組で披露し、原作者・尾田栄一郎並みに「ONE PIECE」の展開を考えていることから“野田栄一郎”とまで呼ばれるようになった野田が、「全然言い足りない!」と、たまりにたまった考察をぶちまけた。

今回の収録は「お台場冒険王2023 SUMMER SPLASH」が行われている同局の球体展望室からお届けする。実は今、ここは「ワノ国鬼ヶ島編」のイベントスペースとなっていて、ギア5のルフィの立像が初公開されている。さらに大迫力のカイドウも展示されていて、収録の冒頭からかまいたちの山内健司、濱家隆一も大興奮。

そんなイベントスペースを背景に、野田がさっそく考察を語り始める。今回、「集英社さんに嫌われる覚悟です!」とまで豪語した野田が披露したのは、「藤山の巨大すぎる役割」についての考察。日本をモデルにしたワノ国で、富士山をほうふつとさせる細長い“藤山”だが、実はワノ国編では背景としてしか登場せず、ほとんどその存在に触れられていない。しかし野田は、この藤山が「蒸気船の煙突の役割をしているのでは?」と考察しているといい、ファンの間で長年考察の的となっている古代兵器・プルトンが「ワノ国そのものではないか?」という驚きの説を語り始める。

アラバスタ編に登場したフール号という蒸気船の外観と、ワノ国の外観が似ている点があり、構造的には藤山が煙突部分にあたる位置に存在するという。そして野田はそこから「ワノ国全体が巨大な蒸気船である」という仮説を立て、劇中で“造船史上最悪の船”とも呼ばれたプルトンの正体にも、さまざまな証拠を示しながら迫っていく。

この考察を聞いた山内は、「すごすぎるし! ちゃんと裏付けがある!」と感激。大の考察嫌いで、今回の収録でも常に耳をふさいでいた濱家も「口パクで“古代兵器プルトン”って見えて思わず気になってしまった…!」とお手上げ。野田栄一郎のすごすぎる「ワンピース」考察から目が離せない。

そして、番組初の長期プロジェクト「ワンピの実フィギュア」とのコラボ企画の最新情報も。これまで、山内×エネル、濱家×ゾロと、それぞれが大好きなキャラクターのコスチュームに2人の顔を合体させた夢のフィギュアを構想してきて、その製作もついにクライマックス。山内が極秘で作った山内×ルフィ、濱家×クイーンに加えて、バンダナを取った緑髪の濱家×ゾロのフィギュアもラインアップに加わることになった。そして、その発売日が番組内でついに明かされる。激レアな番組コラボフィギュアの情報も目が離せない。