伊藤沙莉が主演するテレビ朝日系ドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官~」(火曜午後9時)の第7話が22日に放送され、平均世帯視聴率が6・8%(関東地区、速報値)だったことが23日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は3・8%だった。

前回の世帯は6・8%、個人は4・2%だった。

家の明け渡しや貴金属の差し押さえなど、裁判所で出された結論が実現されない場合、それを強制的に執行する「執行官」を題材にした物語。伊藤は、織田裕二ふんする執行官の小原樹に「犬に好かれる能力」を買われ、執行補助者となる吉野ひかりを演じる。伊藤のゴールデン帯連ドラ初主演作となる。

◆第7話のあらすじ

ある決意を胸に、小原樹(織田裕二)に会いに行った吉野ひかり(伊藤沙莉)。しかし緊張のあまり言いよどんでいると、そこにまたしても元上司である上野原美鶴(板谷由夏)が現れる。「執行されてすっからかん」と話す上野原は、新たに始めたペット事業へのクラウドファンディングにひかりや保護犬カフェの由比千尋(ファーストサマーウイカ)を巻き込もうと、その場からひかりを連れ去ってしまう。

ひかりが言い残した「小原さんに、ほ…」という言葉を頭の中で反すうした小原は、ひかりがもしや自分に“ほれている”のではないかと妄想する。

そんなある日、小原のもとに急きょ執行の事件が舞い込む。「タンタンファイナンス」という消費者金融から金を借りた債務者の朽木茂雄が、厳しい取り立てを恐れて失踪。残された妻からの連絡で債務者の家に向かうことになった小原とひかりだったが、突然債権者である「タンタンファイナンス」の社員・土山次郎(波岡一喜)も同行すると言い出す。債務者の家に差し押さえられる物品がなかったことから、小原はこの件を「執行不能」と判断すると、その決定に怒った土山は激高し、まさかの行動に出る。

ひかりの機転で難を逃れるが、後日またしても「タンタンファイナンス」に関する事件が舞い込んでしまう。“ビルに電気を通す執行”という前代未聞のケースの中で、またして土山が登場し、さらなるピンチが訪れる。