とよた真帆(56)が29日。インスタグラムを更新。「突然ですがこの度、渋谷区恵比寿南2-4-19にレストラン"ロジエ"をオープンいたしました!」と、レストランを開業したと報告した。

とよたは、22年3月に夫の映画監督・青山真治さんが57歳で亡くなってからの日々の中で「独り身になって1年半‥家や街で1人でご飯食べることが多く、何となく寂しい気持ちでいました」と感じていたと明かした。「もっと気楽に行けて皆んなに会えて美味しいご飯が食べれられるお店があったら最高なのになと漠然と考えていたところ、、なんと、奇跡のように可愛い一軒家を貸してくださるお話がありました。ならば、、"自分で最高な居場所を作っちゃえば良いんじゃない"と、前向き、猪突猛進な性格が背中をおしました」と開業の経緯を説明した。

店名については「ロジエという名前は永眠した夫の青山真治監督の初期の頃の作品"路地へ"からとりました」と、青山さんの00年の短編映画「路地へ 中上健次の残したフィルム」から取ったと説明。「彼が将来撮りたかった“中上健次"の大作があり、路地へという映画はそのスタートでもありました」とつづった。「そして監督が残した膨大なCDの中から厳選した名盤をかけつつ皆様をお出迎えいたします。青山真治ファンのかたも是非いらして彼を感じ、お酒を飲みながら映画談義など心で語らって頂けたら幸いです。店内の絵画、お皿などは青山も愛用し、私が長年コレクションしたものを設えております。定期的に変えますのでそちらも楽しんで頂けたら嬉しいです」と、青山さんの生前のコレクションが店内に並び、映画談義も出来る店であることを強調した。

12月13日から福岡県北九州市内の映画館で開催される北九州国際映画祭でも“北九州サーガ”と呼ばれる、青山監督の96年のデビュー作「Helpless」、00年「EUREKA ユリイカ」、07年「サッド ヴァケイション」などが追悼特集として上映される。