ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏(19年に死去)から性加害を受けたと4月に実名で告発した、元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏(27)が、同事務所の会見から一夜明けた8日、都内の日本外国特派員協会で会見を開いた。
前日のジャニーズ事務所の会見で、東山紀之新社長(56)は「僕自身が権限を持つのが条件で引き受けた」と語った。一方で「絶対的な権限がいたので風通しが悪かったと思う、それを、変えるためにやる。喜多川氏と藤島が専制主義的な感じで存在した」と、ジャニー氏と弟のジャニー氏を副社長として長年、支え21年に亡くなった、藤島ジュリー景子前社長(57)の実母藤島メリー泰子名誉会長が君臨しており、意見が通りにくかったことを認めた。
会見の中で、カウアン氏には在籍時の風通しの状況と、東山新社長及びジャニーズJr.の育成、プロデュースなどを手がけるグループ会社「株式会社ジャニーズアイランド」の社長を務める井ノ原快彦(47)といった、ジャニー氏に育てられた人間で改革できるのか? と質問が飛んだ。
カウアン氏は「僕の時は…2012年に入ったんですけど、僕は、この問題で性加害だけではなく仕組み、Jr.の育て方、契約の仕方とか、親御さんと会ったりとか…」と、ジャニーズJr.の契約、育成の部分から問題があったと指摘。「デビューして、気付いたら契約…ライブの度に同意書を結んでいたし、お母さんも事務所の人と誰も会ったことがなかった」と当時の状況を説明した。
さらに「放し飼いで先輩が絶対。衣装が消えたり、靴がなくなったり謎のことがあり、振付師に怒られ、蹴られたりもした。いじめや暴力とか…特殊すぎて、いろいろあった」と、ジャニーズJr.として活動する中での出来事を明かした。「そういうもんかなと思ったんですけど、ジャニーさんが生きていた時から契約を変えたり、振付師を変えたりしていたけど、風通しはメチャクチャ悪かった。変わったらいいと思う」とも語った。
ただ、前日7日の会見の中で、井ノ原はジャニーズJr.の育成について「僕は性加害はしないが権力を持つのはあり得る。オーディションから僕の好みだけでなく、親御さんが不安にならないよう話をしたい。風通しが良いということについて言えば、昨日もレッスンし、話しかける子が多い。僕や部下が権力を持たないシステムは構築しないと日々、話しております」と日々、向上と改善に取り組んでいると説明した。
カウアン氏は「井ノ原さんもおっしゃっていましたけど、子どもたちの顔を見て圧力をかけないとか…そうなって欲しいと思います」と、井ノ原の取り組みには一定の理解を示した。



