俳優杉野遥亮(27)主演のフジテレビ系連続ドラマ「ばらかもん」(水曜午後10時)の第10話が13日に放送され、平均世帯視聴率が4・7%(関東地区)だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話から5・9%、5・3%、5・3%、5・0%、4・7、4・3%、4・8%、5・1%、4・3%だった。平均個人視聴率は2・6%で、第1話から3・3%、3・1%、2・8%、2・8%、2・8%、2・3%、2・7%、2・8%、2・7%だった。

杉野にとってはゴールデン・プライム帯(午後7時~同11時)連続ドラマ初主演となる。本作は日本一美しい海を擁するとも言われる五島列島が舞台。書道だけを支えに孤高に生きてきた都会育ちの青年書道家・半田清舟(はんだ・せいしゅう/杉野遥亮)が五島列島で出会った琴石(こといし)なる(宮崎莉里沙)ら島民たちとの交流を通じ、書道家として、そして人間としても成長していくハートフル“島”コメディー。「ばらかもん」とは、五島列島の方言で“元気者”を意味する。また、田中みな実、綱啓永、豊嶋花、近藤華、山口香緒里、ずん飯尾和樹らが出演。

原作は「ガンガンONLINE」、月刊「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)にて2008年から2018年にかけて連載された同名コミック。全18巻という長期連載に加え、スピンオフ漫画(「はんだくん」全7巻)も発行されるほどの人気を誇り、シリーズ累計1000万部超えを果たした。2014年にはアニメ化、2016年にはスピンオフ漫画もアニメ化された人気作が、このたび、満を持してドラマ化される。

▼第10話あらすじ

清舟は書道家をやめると宣言し、なると五島列島に帰る決意を固める。旅立ちの日、マネジャーの川藤鷹生(中尾明慶)は「ウチとの契約を切るってどういうことだ?」と清舟に怒りをぶつける。清舟は、村で書道教室を開き、なるたちの先生になって村に恩返しがしたいという自分の思いを伝えた。だが川藤は納得せず、金にならないヤツとは付き合うだけ無駄だと言って去ってしまい、なるは、このまま清舟と川藤との関係が終わってしまうのではないかと落ち込む。

五島に戻った清舟となるを出迎えたのは、仕事から逃げて清舟の家に滞在していた神崎康介(荒木飛羽)だった。康介は、書道家をやめることを清舟に伝えるが、清舟から「オレもやめるぞ!」と言われて固まってしまう。

そんな中、山村美和(豊嶋花)は実家の酒店が経営難で山村巌(宍戸開)が畳もうとしているようだと悩みを周囲に打ち明ける。さらに、清舟は、木戸浩志(綱啓永)が長崎にある料亭の採用試験に落ちてしまったことを郷長の木戸裕次郎(飯尾和樹)から聞く。