「シルエット・ロマンス」などの大ヒットで知られる歌手の大橋純子(おおはし・じゅんこ)さんが9日午後4時14分に死去したことを11日、所属事務所が正式発表した。73歳。北海道出身。

18年に食道がんが見つかったために休養したが19年に活動を再開。今年3月末、リハーサル期間中の定期検査で、がんの再発が発覚し、活動を再度休止していた。「本人もとても残念がっており、体力をつけながら復帰を目指し、治療とリハビリに励んでおりましたが、容態の急変により、この度、このようなご報告をしなければならなくなりました」と説明。

「大変悲しい事に、もう彼女の歌声を生で聞く事は出来なくなってしまいましたが、大橋純子が魂を注いだ作品は国内のみならず、今や海を超え世界中でも聴かれ、今後も皆様の心の中に永遠に残っていくことと思います」と昭和を代表する歌姫の死去を伝えた。