フジテレビは24日、都内の同局で11月の定例会見を行い、人権尊重への世の中の考え方の高まりを受けて、コンプライアンスガイドラインを策定すると発表した。

親会社であるフジ・メディア・ホールディングスが、人権方針を策定すべく準備を進めており、同局としても新たに人権尊重に重点を置いた取り組みを行うという。旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)による性加害問題との関連性を否定した上で、港浩一社長(71)は「放送局としての使命と人権尊重のための責任を果たしていきたい」とした。

また、社名変更したSMILE-UP.についても言及。港社長は「SMILE-UP.社は先日、性被害に関する事実確認等が終了した方々へ、補償内容の連絡を開始したことを発表しましたが、当社は引き続き、被害者への対応を着実に行うよう求めてまいります」と方針を示した。