映画「仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦」が22日、公開初日を迎え、松本麗世(15)演じる「仮面ライダーガッチャード」のヒロイン九堂りんねが変身する、仮面ライダーマジェードが解禁された。

1971年(昭46)にTBS系で放送が始まり、52年の歴史を持つ「仮面ライダー」シリーズにおいて、史上初の女性2号ライダーとなる。22日に東京・丸の内TOEIで行われた初日舞台あいさつで、松本は「私は小さい頃から、仮面ライダーが大好き。自分が、仮面ライダーになれたことが、すごいうれしい」と喜んだ。

仮面ライダーマジェードは、コズミック属性のザ・サン(声=逢坂良太)とファンタスティック属性のユニコン((声=伊藤彩沙)の、2体のライドケミーカードと、りんね専用のアルケミスドライバーで変身し、白をベースにうららかでスタイリッシュな雰囲気を漂わせる姿となった。松本は、変身シーンの感想を聞かれると「仮面ライダーギーツ」でツムリを演じる青島心(24)に視線を送り「変身の時、緊張したんですけど、ツムリさんがいて緊張が解けた」と感謝した。

今後の抱負を聞かれると、松本は「もう…すごい、みんなに憧れるような格好良いヒーローになりたい」と口にした。そして仮面ライダーガッチャードこと一ノ瀬宝太郎を演じた本島純政(18)を横に「自分の弱みと向き合って、ガッチャーズを乗り越えるのは難しいけれど頑張りたい」と意気込んだ。本島は「僕も超えられないように頑張ります」と笑顔で返した。

シリーズとして1年先輩の青島は「(自分は)変身したことないから…でも慣れるよ、1年たてば成長は、いずれします、と」と、松本にアドバイスを送ったと明かした。松本は「先輩が近くにいてくださって、すごくうれしい」と感謝した。

◆「仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦」 テレビ朝日系で放送中の「仮面ライダーガッチャード」と、同系で22年に放送された「仮面ライダーギーツ」の、クロスオーバー作品。突如現れたレベルナンバー10の大魔法使いのケミー・クロスウィザードの力によって、仮面ライダータイクーン、ナーゴ、バッファの3人が、ケミーにされてしまう。そしてケミー化の魔法を解くべく、宝太郎と英寿たちが、チームに分かれてレベルナンバー10の最強ケミー捕獲ゲームに挑む。ケミーのおきてにも「レベルナンバー10を支配してはならない」とある中、その最強クラスのケミーを5体も回収せねばならなくなった宝太郎と英寿たち一同。無事全てを回収し、タイクーンたちを元の姿に戻すことはできるのか。“錬金術×ゲーム”の世界で繰り広げられる。