歌手としては初出場となる大泉洋(50)は、玉置浩二が作曲・プロデュースした「あの空に立つ塔のように」を歌う。過去に司会を務めているが、緊張感が違うという。「娘に、パパは今年歌手として出ます、と話したら『司会の方が気が楽だ』『司会は決まったことを言ったらいいでしょ』と言われました」と明かし、笑いを誘った。「パパが音外したり、ミスるのが非常に緊張感があるということを娘に言われ。私も緊張がどんどん高まってきて、今となっては司会のほうが楽だな、って思うようになってきました。司会のほうがよかったです」とジョークを飛ばした。

「生で歌うって本当に難しい」と言い、「会う人会う人、石川さゆりさんや福山雅治さんから、恐ろしい勢いでプレッシャーかけられるんです」と明かした。「福山さんは『よく出るって言ったねえ。緊張しますよ』。そういう言い方していましたね」とモノマネを交えて説明。緊張は高まるばかりで「最悪の最悪は、欠席の可能性もある。朝『ダメだ!』と思ったら…」とたたみかけ、場を和ませた。

今年の漢字を聞かれ「ズバリ『歌』です」と回答した。「『歌』って言い切るって、他の仕事の人に怒られると思うんですけど」と恐縮しつつ、「リサイタルも始まりましたし、新曲も発表いたしました。極めつけは紅白。私の歌の歴史が始まった、記念すべき年だったなって思っています」と説明した。