女優前田敦子(32)が18日、都内で行われた主演映画「一月の声に歓びを刻め」(三島有紀子監督、2月9日公開)完成披露上映会に登場した。

性暴力と心の傷を描いた作品で、引き受けるか1カ月間悩んだという。「すごいメッセージ性のある役をオファーしていただけて、こんなに悩んだのは初めて。自分の可能性を一生懸命探る作業を1カ月かけてやらせていただいた。監督は、心が広い方なので、ドーンと待っていてくださって、その胸に飛び込ませていただいた」。

三島監督は「本当に難しい役で、真剣に向き合ってくれたんだなと感じました。やります、と言ってくださった時は本当に台本を抱きしめました」としみじみと語った。

レンタル彼氏役を演じた坂東龍汰(26)は、2人の世界を「すごかった」と振り返り「現場の空気や、漂っている熱量をじゃましないように、受け止めようとという気持ちがあった」と話した。

前田は「目からも、耳からも、美しい世界が広がっていますので、堪能してほしいです」と話していた。カルーセル麻紀(81)、哀川翔(62)も登壇した。