昨年9月に宝塚歌劇団の25歳宙組団員が急死した問題で、親会社の阪急阪神ホールディングス側が劇団関係者らのパワハラなどがあったことを認め、遺族側へ謝罪する意向を固めたと報じられてから一夜明けた25日、阪急電鉄の広報担当者は困惑を隠せなかった。

同担当者は「3回目の面談があったことは事実ですが、決まったことは何もなく、公表できるようなことはございません」と語るにとどまった。

これをめぐっては、歌劇団も前日24日に遺族側と3回目の面談交渉が行われたことは認めている。ただし、その内容と、今後の展開については「現時点で決まったものはなく、公表できる事実はございません。引き続き誠実に協議してまいります」としていた。

劇団側は昨年までに2回、遺族側と面談交渉を行っており、1月中に3回目の場を持つことが決まっていた。