元女優の若林志穂さんが27日、X(旧ツイッター)を更新。過去に性暴力被害を受けていたことを告白し、反響の大きさについて率直な感想と今後について動画内で明かした。

若林さんは、過去の投稿で「複雑性PTSD」を患っていることを明かしており、今回、Xを通じて「ミュージシャンNさんからの犯罪まがいに巻き込まれたのもあったので、複雑性PTSDになったのです。色々と複数の出来事に巻き込まれたから複雑性PTSDなんです」と発症した原因を明かしていた。

若林さんはこの日にアップした動画内で「こんなことになると思ってなかったので、すごく困惑しております」と切り出した。一方で「みんながみんな同じ意見じゃないと思います」としながらも「私は私の問題として自分でクリアしていこうっていうふうに思ってます」と決意表明。さらに「やっぱり思いやりを持って、人と思いやりを持つってことをすごく大事にしていきたいと思ってます」と続けた。

昨年11月12日にXで配信されたライブ映像では、芸能活動していた当時、ドラマで共演した“大先輩”のミュージシャン「N」から1997年に違法薬物を使った性暴力を受けたと告白。「セリフ合わせをしよう」と誘われ、相手が暴力を振るうことで有名だったことから断れず自宅に招き入れてしまったと経緯を説明し、「そのNさんに薬物持って来られて、監禁されてレイプされて暴力を振るわれて、最終的に『お前なんか芸能界に居られないようにボコボコにして海に沈めてやる。俺の周りにはそういうことできるやつがいる』と脅された。それが3回くらいありました」と明かしていた。

▼若林志穂さんコメントほぼ全文

なんか色々皆さんに今お騒がせさせてしまってるようで、大変申し訳ありません。こんなことになると思ってなかったので、すごく困惑しております。皆さん、色々こうなんか考えがあると思います。私も考えがあるんですけれども、こう皆さんも考えがあって、もちろんいいと思うんですよね。

みんながみんな同じ意見じゃないと思いますし。私は芸能界にいて、本当にいろんな経験をしているので、皆さんがこれはじゃあどう思うんですか、これはじゃあどう思うんですかって言われてしまうと、私は自分のプライベートを全部話さなきゃいけなくなってしまう。私は暴露をしたいわけではないです。

ただ、こういうことも現実あるんですよってことを皆さんが知ることによって、それでじゃあ、自分だったらどうしようかなとか、自分だったらどうするかっていうのを考えていただけたらうれしいなと思ってるんです。

私以上に苦しい思いをしたり、私以上に辛い思いをしたり、本当にいろんな感情で生きてらっしゃる方いると思うんですよね。

私が経験したことを耳にして、若林さんより今の私はもっと頑張れそうかな、とか。いやいや、若林さんの話なんて俺とか私の経験にしたら全然全然大したことないよ。若林なんてって思う気持ちでもいいです。それもすごく大事なことだと思うんですよね。それは人それぞれ、感じ方、痛みとか辛さっていうのは違いますから。それは本当にそれでそういう感情が湧くっていうのは、すごく大事なことだと思ってます。

私は本当にいろんなことに巻き込まれているので、1個1個私が答えていたら、私の個人情報とか私のプライベートっていうのを全部暴露しなきゃいけなくなってしまうので、それ私は暴露合戦をしたいわけじゃないので、そういうつもりで私はお話ししてませんので。ただやっぱりもう1個1個起きたことをね、話してたら私の経験上ではもうキリがないんですよね。

本当に毎回毎回いろんなことあったので。ただ私が1つ言えることはやっぱり人を傷つける、それは肉体的にも精神的にも。あと魂ですよね。レイプっていうのは魂の殺人って言われてるぐらいですから、やっぱり人を傷つけるっていうことをするのは本当によくないことだと思います。それだけは言えます。

思いやりを持てば言葉足らずでも行動にその思いやりっていうのが現れたり、一言一言でも相手に対する思いやりっていうのが伝わると思うので。

何て言うのかな、ただしゃべればいいとか、ただ告発すればいいとかっていうふうには私は思ってません。なので、ご理解いただければうれしいなっていうふうに思ってます。

女性として肉体的にも精神的にも傷ついたっていうふうにお話ししてらっしゃる方がいるっていうのも今、存じ上げてますし、女性としての屈辱、屈辱っていうのはすごくよく分かります。

傷つくっていうのは、ただ今、私は皆さん全部一緒にしちゃうと話がもうややこしくなってきちゃうので、私は私の問題として自分でクリアしていこうっていうふうに思っています。

なので、別の件で女性の方が傷つくようなことをされたっていうふうに、おっしゃってることをないがしろにしてるつもりではないです。

ただ、私の問題は私の問題として自分で解決できるんだったら、しようって思っています。人それぞれ解決の仕方って違うと思いますので、あとはやっぱり思いやりを持って、人と思いやりを持つってことをすごく大事にしていきたいと思っていますので、いじめとかセクハラ、モラハラ、パワハラ、無理とか暴力を振るうとか、一つの思いやりがあれば、そういうのは一つ一つなくなっていくと思いますので、自分がされたらどういう思いになるかっていうのを本当に考えて相手がどれだけ傷つくかっていうのを、本当に考えてくだされば、おのずと答えは出てくると思うので。

やっぱり相手を傷つけるっていうことは決してしないでいただきたいというふうに思います。

それは私のことではなく、いろんな人に対してです。いろんな人に対して思いやりを持って接してくださいっていうことです。すいません。突然ライブ配信をやりましたので、話がまとまらなくて申し訳ないです。はいあ、そういや、私散歩から帰ってきたんです。

散歩から帰ってきて突然そうだ。

もう、傷つけ合うのは嫌ですから。見てる方も嫌だし、されるのも嫌ですしね。もう令和になったんですから。昭和じゃないんです。平成でもないんです。

令和っていうすごくきれいな響きの時代になりましたから、皆さんもいろんなことをリセットして、新しい時代で、新しい気持ちで皆さん一緒に頑張っていきましょう。